Content planning
コンテンツ企画
コンテンツ企画
ペルソナを用いた企画構成
コンテンツを考える際、伝える相手(顧客)のことをどれぐらい理解しているかによって、できあがる物と効果は大きく変わります。
伝える相手が曖昧では、当たり障りのない一般的な物になってしまいますし、
相手に対する理解が浅ければ、深く刺さるメッセージやコンテンツは作れません。
弊社では、顧客や顧客のニーズを徹底的に理解するために有効な「ペルソナ」手法を用いた企画をご提案します。
ペルソナとはなにか
ペルソナとは「企業が提供する製品・サービスにとって最も重要で象徴的な顧客モデル」と定義されます。
一般的なターゲットとペルソナの違い
一般的なターゲット | ペルソナ | |
---|---|---|
顧客像 | ぼんやり | 具体的 |
表現される内容 | 業種や売上規模などのスペック | 価値観や パーソナリティ・ライフスタイル |
元になる情報 | 過去の経験からの想像 | 調査などによる事実 |
主な手法 |
|
|
発想への影響 | 企業中心の発想 | ユーザー中心の発想 |
一般的に使われることが多い「ターゲット」では対象となる顧客のスペック情報をまとめますが、「ペルソナ」はそこからさらに踏み込んで、顧客の価値観やパーソナリティ、ライフスタイルなどを含んだ“人物像”(それもあたかも実在しているような“人物像”)を描き出します。
例えば、「売上高100億円規模のアパレル業界に勤める新規企画部門の人」ではなく、「売上高100億円規模のアパレル業界の新規企画部門で4年間勤め、ファッションコーディネーターの経験が豊富。
次期エースとの呼び声が高い、旅行が好きのAさん」といった、その人の顔が具体的にイメージできるレベルまで掘り下げます。
また、顧客像を描き出す際に、定性調査や定量調査などのデータに基づいて記述する点もペルソナの特徴の一つです。
ペルソナ3つのメリット
- 1. 顧客(ユーザー)を深く理解できる
- ユーザーインタビューやユーザー観察を繰り返す中で、顧客に対する理解が深まります。
また、実際の調査・データに基づいているため、各部門の主観的な意見や経験をまとめた「ターゲット」よりも精度の高い理解ができるようになります。 - 2. 企業目線ではなく、ユーザー目線の発想がしやすくなる
- ユーザー目線」や「ユーザー視点」ということはよく言われますが、言うは易し行うは難しで、企業はついつい自分たちの都合を優先し、自分たちが伝えたい情報ばかりを出してしまうものです。
その解決策の第一歩は、相手(顧客)のことをしっかり理解すること。
顧客のことを理解すればするほど、抱える課題やニーズを鮮明にイメージできるようになるため、「ペルソナA は製品導入にあたり、どんな情報を必要としているか」「ペルソナB だったら、このコンテンツを読みたいと思うか」といったように相手(顧客)を起点とした発想が生まれやすくなります。 - 3. 意思決定が迅速になる
- インバウンドマーケティングのコンテンツを作成する場合、営業担当やマーケティング担当、経営陣など、複数の人と関わりながらプロジェクトを進めることになります。もしその時、それぞれのメンバーがそれぞれの経験からイメージした「ターゲット」で話をしていると、意思決定に時間がかかってしまったり、伝えるべき内容がブレてしまう可能性があります。
逆に、具体的な人物像まで描かれた「ペルソナ」が決まっていれば、同じ顧客像をイメージしながら議論ができるため、判断にブレがなくなり、意思決定のスピードが上がります。
ペルソナ5つのステップ
ーペルソナ具体的な流れー
- STEP1:顧客をいくつかのグループに分ける
- 業種や企業規模などの属性情報、既に保有している顧客情報などから、主要な顧客をいくつかのグループに分けます。
- STEP2:ペルソナを作成するグループを選ぶ
- グループの中で優先順位を付け、ペルソナを作成するグループを選びます。
- STEP3:ユーザー調査をする
- ペルソナを作成するグループの顧客に関する情報を集めます。ユーザーインタビューやユーザー観察がよく使われますが、アクセス解析データや一般に公開されている調査結果なども参照すると良いでしょう。
- STEP4:調査結果をまとめ、ペルソナを作成する
- インタビューやユーザー観察の結果をまとめ、その中から代表的な行動パターンやパーソナリティを抽出していきます。
- STEP5:他のグループのペルソナを作成する
- 2で選んだグループ以外のペルソナを作成します。BtoBの場合は、購買プロセスに複数人が関わるため、様々な階層・役職の人を想定するようにしましょう。
最終的にできあがるペルソナは3~5種類になることが多いですが、アメリカの会社では6種類のペルソナを作成。
ペルソナシート一例
企画にあったペルソナで課題・目標達成
ペルソナで作成したシナリオの中で、どうやったらユーザーにリーチできるか、どんな情報・メッセージなら興味を持ってもらえるか、継続的な関係を作っていくにはどうすれば良いか、といった自社の営業・マーケティング施策やコンテンツシナリオを考えていき、目標達成するためのゴールを、理想的なシナリオで描き、企画をご提案致します。
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